2011年9月23日金曜日

【書評22】 ビジョナリーカンパニー②飛躍の法則

ビジョナリーカンパニー② 飛躍の法則  ジェームズ・C・コリンズ

 コリンズ氏の偉大な会社の研究レポート3部作の第2弾。
偉大な会社はなぜ偉大になったか。
並みであった会社がある時期を基点に飛躍し、偉大な会社になっていく。
その理由は何か。ずっと並で鳴かず飛ばずの会社と何が違うか。
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                     /|  偉大な会社
                   /
                 / 
               / 成長し続ける!
並会社    基点↓ /
________/

ヒットを飛ばしただけではダメ。
ずっと成長し続ける。
ではなぜ成長を継続できるのか。

コリンズ氏いわく、
 第1にリーダシップ。しかしそれは一見 地味なリーダだった。
全く派手さはないが、内に秘めた情熱を燃やす続ける。
厳しい現実を直視し、立ち向かう。
 第2に誰をバスに乗せ、誰を下ろすか。
人が重要。人がまず最初にありすべてが動き出す。
メンバーを決めたときに決まってしまう。

 分析の結果は、意外にも普通というか、特殊な技を使ってなされたものではなかたのでした。
リーダとメンバー。つまり人なんですが、
飛躍を始める基点には、(従来の第4水準を上回る)第5水準のリーダが降臨します。
目にかなうメンバーを集める、不要なメンバーを排除する。
そして飛躍が始まる。躍進。
 この場面に至る会社は沢山あるでしょう。一旦躍進。
しかし殆どの会社は偉大な会社までは飛躍できません。

 リーダが次のリーダを選ぶ。
ここで第5水準のリーダが再び選ばれる必要がある。
ここが一番難しいのではないかと思います。
凄いリーダと凄いリーダの数珠繋ぎが成功するか、ここがポイントなのだと思います。

 自分を超える人材を探し出し、全てを託しきることができるか?
事業内容を引き継ぐのではなく、スピリットを引き継ぐ。
場合によっては事業を大幅に転換しても良い。
今まで成功してきた事業でも、流れが変わると判断したら、大胆に舵を切る。
 逆に耐える時だと判断したら、時期が来るまでしたたかに策を進める。
この判断は、リーダにかかっている。
リーダが示す方向、目標、ゴールの姿がメンバーを動かす。
 会社を躍進に導く。

進むべき道が見えるリーダ!
そんなリーダたちがメンバーを引っ張る会社がビジョナリーカンパニーになれるのですね。

進むべき道が見える! リーダー降臨!


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