2009年5月24日日曜日

【書評5】ローマ人の物語 Ⅳ



ローマ人の物語Ⅳ

塩野七生のライフワーク4巻目、カエサルの物語です。

カエサルのガリア地方へ進出が今のヨーロッパの有り様に大きな影響を与たことを知りました。
特に、フランス、スイス、ドイツ、イギリスです。
カエサルの志と戦争のセンス、政治家としてのセンスには脱帽させられます。
が、それをおいても、本書は世の男性必続の書です。

氏いわく、
〔謎〕
「カエサルはなぜあれほども女にモテ、しかもその女たちの誰一人からも恨まれなかったのか、」
〔答え1〕
「男から強烈に求められれば、女らしい女ならば落城する」そしてその内容は・・・(本中参照)
 しかしそれより注目は、
〔答え2〕
「どうやらカエサルは、次々にモノにした女たちを誰一人として決定的には切らなかったのではないかと思われる。つまり、関係を清算しなかったのではないかと」 なぜそんなことができたのか。 
カエサルが知ってか知らずか。。
「・・・ではなぜ女は怒るのか。怒るのは、傷ついたからである。それならどういう場合に女は傷つくのか」
そして肝、「女は、無視されるのが何より傷つくのだ」
とあり、無視しないって、いったいどうしたのかというと・・・(本中参照)

ナルホド だが、 2千数十年も前にすでにカエサルにより開拓済みであったとは、、orz トホホ
 
氏自ら、語っています。 この謎についての解明が、
「男性・・・・の史家や研究者の考察を追ってはできず。女の立場に立ってはじめて可能になった」
と。そしてその応用により、
「なぜ権力をもたなかった時期のカエサルにあれほども多額の借金が可能であったのか」
についての解明が可能であるのだと。。

主人公も作者も恐るべし。

さて、次はカエサルの最期(第5巻)に突入です。

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