2009年5月29日金曜日

安いケータイはどれ? 茸、庭、犬、猿、蟹




携帯電話の料金値下げ競争が激しくなってきました!
auが追加380円で、3箇所24時間かけ放題
これは強力です。
他社は緊急対策会議を召集ってところでしょうか?
 "結局どれが安いのか"について書いてみようと思います。
といっても実際、いろんな使い方の人がいるでしょうから一概には言えません。
あちこちでいろんな試算記事が出てきています。

今回は以下の様な条件で比較してみます。

条件
①パケット量:10万パケット
②家族への通話:60分
③登録者への通話:60分
④その他への通話:30分

☆Willcom
基本料:1900円(トリプルプラン)
    ①1050円(データ定額)
    ②0円(070宛無料)
    ③0円(070宛無料)
    ④600円
その他:315円(高速化サービス)
 
 合計=3865円   <2815円>  < >内はパケット料なし時

☆DoCoMo
基本料:1575円(タイプSバリュー ファミ割50)
    ①4410円(パケホーダイダブル)
    ②0円(ファミ割)
    ③189円(5分)
    ④1134円
その他:315円(i-mode使用料)
   
合計=7308円   <3213円>

☆au
基本料:980円(プランSSシンプル 誰でも割)
    ①4410円(ダブル定額)
    ②380円(指定通話定額)
    ③0円(指定通話定額)
    ④210円(5分)
その他:315円(EZweb使用料)
   合計=6295円   <1885円>

☆Soft Bank
基本料:980円(ホワイトプラン)
    ①4410円(パケットし放題)
    ②0円(SBへ無料)
    ③0円(SBへ無料)
    ④1260円
その他:315円(S!ベーシックパック)
   
合計=6965円   <2555円>

☆EMOBILE
基本料:780円(ケータイ定額)
    ①4980円(データ定額オプション)
    ②0円(EMへ無料)
    ③0円(EMへ無料)
    ④1260円
その他:315円(EMnetサービス)
   
合計=7335円   <2355円>

となりました。
安い順に、Willcom、au、Soft Bank、DoCoMo、EMOBILE です。
おっ!Willcom安いじゃないか。しかも2位に2430円もの大差をつけて。スゴイスゴイ
となるのですが、この差がどこから来ているかというとパケット料の違いなんです。
Willcomは1050円払えば10万パケットまで含まれるのに対して、他社は上限の4410円に達しています。
< >内は、パケット料を除いた金額ですが、これで見るとauが1885円とかなり安くなります。
Willcomより1000円近く安いからインパクトあります。
ここが
ミソなんです。
というのは、今回の380円と引換えにパケット単価を上げているんです。
だから少し使っただけで上限まで達してしまい、殆どの人が4410円を払うことになります。
980+380+315+4410=6085円まで確定です。

 今、携帯電話業界で何が起こっているかというと、携帯電話が電話でなくなってきています。
通話のデータ量は大したことない程に、パケット通信のデータ量が急激に大きくなっています。
それに気付いて先手を打って通話定額を始めたのはWillcom、次にSoftBank。次にEMOBILE。
そして今回auとなりました。DoCoMoもやるでしょうね。
やっても大丈夫だということが分かってきましたから。どんどん通話してくださいということです。
そして収入源は(いわゆるARPU)はデータ通信の定額料でとることになります。

 auの通話定額380円は注目度大で、多分au離れを食い止めて、SoftBankやDoCoMoからauへ替える人も出てくると思います。
しかしまあ auさんもしたたかですなぁ~6085円確定ですぜぇ うっひっひっ
ということで勝算があっての投入だと思われます。

 Willcomはかなり苦しくなってきました。
通話定額を始めたときは、"Willcomしか出来ない" と豪語してましたが、各社が設備を増強して、時代が大量データ通信の時代に移ってきたところで、通話定額を投入してきました。
何が苦しいって、Willcomはパケット単価が安いんです。一桁安い。だから最近、新定額プランとか言って単価を上げて上限2800円にすぐ達するように細工をしています。

この新定額プランで上記と同じ条件で、計算すると。

☆Willcom'
基本料:2900円(新定額プラン)
    ①2800円(新データ定額)
    ②0円(070宛無料)
    ③0円(070宛無料)
    ④788円
その他:315円(高速化サービス)
  合計=6803円   <4003円>  

大分、金額が上がりました。新価格で他社並みになりました。
よかった。とはなりません。このままではいけませんよ。加入者が純減してしまいます→Willcomさん
価格とサービスのバランスで、auに見劣りしてしまいます。
メリハリをつけましょう。通話とデータの両方から半分ずつ徴収するというは、今や割高との印象になります。

 1)通話定額2900円を1500円に値下げする。
 2)パケット上限2800円で 高速化サービス込 にする。

そうすると、1500+2800+788=5090円 となり、スッキリした印象です。
ということは、お客からみてお得感UPということです。
おっ 加入しようかな?って気になりますよね。

070への通話と全てのメールが込みで1500円。 いいじゃないですか。
で、実際は5000円ぐらい払うことになる。

今度のWillcomのプレスリリースは、通話定額1500円 でくると予言しておきましょう。

0 件のコメント: